姫路顕栄教会
2010 年2月の聖句PDFファイル
「わたしは良い羊飼いである
ヨハネ福音書:10章11節

 ある時、弟子たちから「天の国で一番エライ人は誰ですか」と尋ねられたイエスさまは、一人の子どもを呼び寄せ、弟子たちの中に立たせてこう言われたのでした。
「はっきり言っておく。心を入れ替えてこの子どものようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。自分を低くして、この子どものようになる人が、天の国で一番偉いのだ。」(マタイによる福音書 18章1節―)。

こ の聖句に続くイエスさまの言葉が、有名な「迷い出た一匹の羊」のたとえ話です。100匹の羊を飼っていて、そのうちの1匹が迷い出ていなくなった羊飼い は、迷っていない99匹の羊を野原に残しておいてでも、自分の生命を懸けて、迷い出た1匹の羊を探しにゆきます。「わたしは良い羊飼いである。良い羊飼い は羊のために命を捨てる」というみ言葉は、わたしたち一人一人の命を、何よりも大切にして下さっておられる神さまの愛の姿、そのものです。

「わ たしの羊は、わたしの声を聞き分ける」。良い羊飼いであるイエスさまは、羊であるわたしたち一人一人の名前を呼んでおられます。(イエスさまは、一体、ど んな声をしておられたのでしょうね)。お腹の中の赤ちゃんは、お母さんの声にだけ、反応するという話を聞いたことがありますが、わたしたちも、神さまの声 だけをキチンと聞き分けることのできる、よき羊でありたいものですね。

幼稚園で遊んでいる子どもたちも、いつかはみんな、卒園の日を迎 え、小学生、中学生、高校生へと、少しずつ大人になってゆきます。そして、それぞれの人生で、いろんな先生に出会うでしょう。お勉強を教えて下さる学校の 先生、病気の時に治療して下さる病院の先生、遊びやお仕事について教えてくださる先生など、みなさんの人生を導いて下さる大切な羊飼いさんたちです。しか し、どんなに素晴らしい先生に出会っても、自分が迷い出た1匹の羊のような「ひとりぼっち」の悲しい気持ちになることがあります。そんな時、聖ミカエル幼 稚園で出会った「よき羊飼い」であるイエスさまの声を思い出して欲しいのです。「わたしはいつでもあなたの名前を呼んでいる」というよき羊飼い、イエスさ まの声を・・・。

(チャプレン 日本聖公会 司祭 藤井 尚人) 
                                              
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