姫路顕栄教会
2009 年1月の聖句PDFファイル
「主は種をまく
詩編97編11節

 昨年のクリスマスイブの深夜ミサの後で「この中でミカエル幼稚園の卒園生(関係
者)はどれくらいおられますか?」とお尋ねしたところ、会衆席の60%以上の方が
手 を挙げられました。又、毎年、新年のミサには、東京の住んでおられる卒園生の姉妹が仲良く出席され、共に祈り捧げて下さいます。お姉さんの方は、現在、青 山学院短大の宗教センターで、学生のための礼拝のお世話をしておられるとの事。「ああ、ミカエル幼稚園でのキリスト教教育がこうして実を結び、花を咲かせ ているのだ」と、本当に嬉しくなり、思わず感謝の祈りを捧げずにはいられない、そんな新春でした。

「全てのことは祈りから始まります」とはマザーテレサの言葉ですが、告白しますと、昨年は「忙しさ」(原因=若手牧師の人手不足+私の優柔不断さ及び事務処理能力
の 低さ)に逃げ込んで、最も大切な「お祈り」を、サボりがちな1年でした。では、「お祈り」をサボるとどうなるか。すべてのことは人間のわざとなり、評価や 数字にばかり振り回され、神さまの恵みを感じることがむずかしくなり、いつも最後に残るのは、何だか空しいお疲れさま感だけ、ということになってしまうの です。

元旦に届いた「昨年は、藤井先生の今月の聖句で何度も助けられました」という遠
方にお住まいのある卒園生からの年賀状は、ちょうど、そんな思いを感じていた時だったので、「ああ、これは、神さまからの慰めと励ましの声だ」と、涙がこぼれる思
いでした。もちろん、昨年1年間、彼の祈りに助けられていたのは、実は、この私の
方であったことは、言うまでもありません。

昭和40年の創立以来、聖ミカエル広畑幼稚園の卒園生の数は、2000人を越えています。その卒園生たち、ひとりひとりの幼い心に蒔かれた「神さまのことば」の種は、それぞれの人生で豊かに実りを結んでいる、それこそが、ミカエル幼稚園の一
番の喜びです。新しい2009年も、神さまは、こどもたち、そして、わたしたちひとりひとりの心の中に「み言葉の種」を蒔いて下さるのです。

神に従う人のためには光を
心のまっすぐな人のためには喜びを
主は、種蒔いてくださる
                         (詩編 97編 11節)
キリストの平和

(チャプレン 日本聖公会 司祭 藤井 尚人) 
                                              
Copyright(C)2008 藤井 尚人 


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