姫路顕栄教会
2007年11月の聖句PDFファイル
「ともにすわっている詩 133編



「空いたベンチ」という詩があります。作者は高田敏子さん(1914−1989)。
高田さんの詩には、他に「水のこころ」という僕の大好きな作品もあります。


  「空いたベンチ」

  母と子と 一日じゅう 話をしているようで

  ほんとうの話なんて

  あんがい していないものです

  だから

  買い物の帰り道 ほんの十分間でも

  こうして 家の外にでて 話をしてみましょう

  そのために やさしい 木かげが あるのです

  そのために 空いた ベンチが あるのです


今月はこの詩をゆっくりと味わってみたいと思います。そして、子どもたちと、御
主人さんと「ほんとうの話」をしてみましょう。家事に追われ、バタバタと忙しく走
り廻っている家の中ではなく、御家族で秋の枯れ葉の舞う公園に出かけてみて、空い
たベンチを見つけて、「ああ、こうして一緒に座っていたら、何にも話さなくてもい
いねえ」なんて言っていたら、案外「ママ、実はね・・・」ってほんとうの話ができ
たりして・・・。それを僕は「祈り」と名付けたいと思います。さあ、「空いたベン
チ」を見つけて、誰かと一緒に座りましょう。「見よ、兄弟姉妹が共に座っている。
なんという恵み。なんという喜び」(詩編133)。

                                    キリストの平和
Copyright(C)2007 藤井 尚人 


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